こんばんは、2015年もラストスパートですね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
お店を始めて二ヶ月が過ぎ、色々な方にお会いしました。
たくさんお話を聞かせていただいているのですが、特に、私の知らない札幌の珈琲史は面白い。
話の整理ができたら一度まとめて記事にしたいと思います。
それともう一つ、お客様の話。
まだ自ら確認はしてないんですが、「リヒト珈琲」が閉店したそう。
またひとつ・・・。
ルーツをたどるのが難しい時代になってきます。
話は変わって。
現在、置いている豆ではブラジルが群を抜いて良いです。
香り、味のバランスとも、かなり理想に近い仕上がりです。
直火の焙煎機なので、チャフが直接火について燃えてしまい、釜内に煙がこもってしまうのがネックでした。
焙煎機に投入して温度降下が止まった時点から少しずつ表面の薄皮が剥がれ始めます。(逆に、マンデリンなんかだと、ハゼ始めからチャフが出始めることが多いです。)
それがドラムに空いている無数の穴からすり抜け火についてしまうと、燃えて上がり、煙が出てしまいます。
排気をせずに煙が豆に触れ続けると、液体になった時に燻した匂いと雑味が混じって、飲めたものではありません。
今まで焼いていたブラジルに燻し香がついていることはなかったのですが、その煙と触れている時間を少しでも短くしたいという思いでした。
そして、試行錯誤の末、先日やっと手応えをつかんだ気がします。
とにかく香ばしく甘い。
そして、微かに柔らかい酸を感じ、舌離れがよく余韻が心地よい。

どの豆も焼く度完成度が上がっている。
段々と焙煎機との距離も近づいてきている。
もっと面白い珈琲を作れたらなと常々思います。
オススメです。
ぜひ、飲みに来てください。
珈琲とお菓子 つぐみ
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